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3月の京都

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時の移ろいは殊の外早く、2月ももう終わろうとしています。今日の京都の最高気温は13℃、空は心地よく晴れ渡り、爽やかな春空が広がっております。二十四節気では雨水にあたり暦の上では「春」です。積もった雪も溶けはじめ、春一番が吹き、地域によっては鶯が鳴き始め、私たちの耳にも春の足音が聞こえ始める季節ですね。

壮観な梅景色を楽しむことができる随心院、京都の夜遊びを楽しむことができる東山花灯路、火祭など3月の京都もたくさんの見どころがございます。

【隋心院】

随心院は、山科区にある小野小町ゆかりの寺院です。境内の小野梅園では約200本の紅梅が咲き誇り、薄紅色を意味する「はねずの梅」で親しまれています。

3月の最終の日曜日(今年は31日)には、小野小町と深草少将の恋物語を題材とした『はねず踊り』が催され、子どもたちが愛くるしい踊りを披露してくれます。

◇住所:京都市山科区小野御霊町35

【東山花灯路】

嵐山の花灯路と並び、京都の夜を彩る新しい風物詩です。清水寺から円山公園、八坂神社を通り、青蓮院までの5kmほどの道のりを、凡そ2,500基の路地行灯の暖かい灯と生け花作品の花たちが道案内してくれます。

周辺の神社や寺院では、ライトアップイベントも開催されますので、食後の散歩にもお勧めです。是非、一度足を運んでみて下さい。

◇開催場所:東山エリア一帯

◇開催日:3月12日~21日

【嵯峨お松明式】

清凉寺の嵯峨お松明式は、8月の五山送り火(大文字焼き)、10月の由岐神社の鞍馬の火祭と並んで、京都の3大火祭の一つに数えられており、京都の最古の行事の一つとも言われております。お釈迦様が茶昆に付される様子を再現した行事で、毎年3月15日に行われます。早稲・中稲・晩稲に見立てた、高さ7メートルほどの3本の松明に点火し、その火の勢いや強弱でその年の稲作の豊凶を占うそうです。また、この日、本堂前では13基の高張り提灯を立て、その高低によって米相場も占うそうです。

境内の狂言堂では、闇夜に浮かぶ幻想的な『嵯峨念仏狂言』も行われ、京都の夜を存分に楽しむことができます。

◇住所:京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

◇開催日:3月15日

本日ご紹介した以外にも、伏見区の松本酒造と菜の花のコラボレーションなど、桜が咲き始める前にも、京都には私たちの五感を刺激してくれる見どころは随所にございます。

京都には何度も来ているという方も、京都はまだ未開の地という方も、感性を研ぎ澄ます旅に、是非お出かけくださいませ。

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