JOURNAL

都をどりの季節がやってきました。

京都にも春がやってきました。もうすぐ都をどりの季節です。

 

まずは、都をどりの歴史をご紹介します。(以下都をどり公式ホームページより引用)

明治5年(1872年)、京都博覧会の「附博覧」として芸舞妓の茶と歌舞を公開することとなり杉浦治郎右衞門(一力亭九代目主人)、三世井上八千代らが、伊勢古市の亀の子踊にヒントを得て第1回「都をどり」を開催したのが始まりで今日まで140年以上にわたり連綿と続いています。 右手に地方(じかた)連中、左手にはお囃子連中が奏でる演奏に合わせ花道から『ヨーイヤァーサー』のかけ声とともに、次々と現れる芸舞妓たち。 第一景「置歌(おきうた)」から始まり、春、夏、秋、冬、そして春へと四季の移ろいを舞台上で表現する構成となっており、京舞井上流の伝統に裏付けされた確かな伎芸が生み出す華麗な舞をお楽しみください。

 

明治維新による東京への遷都は、京都の人々にとり、このままでは衰退していくという危機感を抱かせるに充分な出来事で、 明治4年(1871)、京都府が設置され京都府知事に長谷信篤、副知事に槇村正直が任命されると、彼らは京都再建に奔走しました。

彼らが掲げた政策は、京都の町の伝統を保持すると同時に新時代に即応した近代都市を建設しよう、というものであり、その方法の一つとして、 博覧会開催の計画を立てました。
このとき槇村副知事は、博覧会に娯楽性を添えることを思いつき、祇園万亭(現 一力亭)の主人杉浦治郎右衞門に意見を求め、 春季の博覧会の附博覧(つけはくらん:余興の意)として、祇園の芸舞妓のお茶と歌舞を公開することにしました。

 


そこで、杉浦治郎右衞門は、祇園新地舞踊師匠の片山春子(三世井上八千代)などと共に、伊勢古市の『亀の子踊』などを参考に、 お座敷舞という形式ではなく集団での『舞』を考えました。
終始幕を閉めることなく背景を変えることで場面を変転させながら進める、という編成は、 極めて近代的かつ独創的な演出であり、こうして出来た『都』を名とする『都をどり』が、 明治5年(1872)、祇園新橋小堀の松の家という貸し席で行われました。
3月13日から5月末までの80日間、舞方32名 地方11名 囃子方10名 の計53名が、7組7日交替で出演しました。これが都をどりの始まりです。
また、明治博覧会に際して外国人が多く来るのを予想して、裏千家第11代家元玄々斎宗室宗匠が我が国で初めて、 立礼(りゅうれい)様式の点前を創案し、これに基づいて芸舞妓は、円椅子に掛けてお点前を披露しました。

翌明治6年(1873)には建仁寺の塔頭であった旧清住院の建物をそのまま利用するかたちで歌舞練場として第2回都をどりが開催され、大正2年(1913)に現在の場所に歌舞練場を新築移転し、毎年春に行うようになりました。

 

主催
公益社団法人京都市観光協会|祇園甲部歌舞会
共催|京都造形芸術大学
日程
2018年04月01日(日)- 04月24日(火)

公演時間

1日3回公演(約50分)
1回目 12時30分開演
2回目 14時20分開演
3回目 16時10分開演
※開演時間について、昨年と異なっておりますのでご注意下さい。

お茶席時間

1回目 11:20~12:20 (12:30開演)
2回目 13:10~14:10 (14:20開演)
3回目 15:00~16:00 (16:10開演)
※終演後お茶席はご利用いただけません
料金(税込)
茶券付特等観覧券 4,600円|壱等観覧券 3,500円
会場
京都芸術劇場 春秋座
URL
http://k-pac.org/

 

アクセス 京都造形芸術大学

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
■JR「京都駅」より 市バス5系統/岩倉行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約50分)
■地下鉄「北大路駅」(北大路駅バスターミナル)より
市バス204系統循環 銀閣寺方面「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約15分)
(※地下鉄北大路駅へはJR京都駅より約15分)

■京阪「出町柳駅」より
市バス上終町3系統/上終町京都造形芸大前行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約20分)
叡山電車(京阪出町柳駅乗りかえ)茶山駅下車、徒歩約10分
■阪急「河原町駅」より
市バス5系統/岩倉行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約30分)
市バス上終町3系統/上終町京都造形芸大前行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約30分)

 

「北野をどり」は昭和27(1952)年、北野天満宮千五十年大萬燈祭に奉賛し、待望の初演を果たしました。以来、京の春を伝える風物詩として地域に愛され育まれ続けてまいることができました。特に、フィナーレには『上七軒夜曲』が定番となり、黒裾引摺姿に揃えた芸妓と色とりどりの鮮やかな衣裳の舞妓が総出演する演出は定評を頂いております。

 

「北野をどり」

平成28年3月25日~4月7日(14日間)

13時30分 / 16時 全日2回公演

お茶席付御観覧券 4,800円

御観覧券 4,300円