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葵祭

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華やかな桜の季節が過ぎ去り、瑞々しい新緑の季節へと移ろいつつあります。本日の京都の最高気温は27℃、立夏に相応しい気候です。風薫る皐月の京都の魅力をお伝え致します。

※出典 http://photo53.com/

7月の祇園祭、10月の時代祭と並んで京都三大祭の一つである葵祭は、5月の京暦を代表するイベントです。葵祭という名称で親しまれておりますが、正式名称は「賀茂祭」と言います。京都で最古と言われる、深い歴史と格式を誇る神社である「上賀茂神社」と世界遺産にも登録されている「下鴨神社」の総称である「賀茂社」の例祭です。

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この葵祭、6世紀の欽明天皇の時代に、風水害による凶作を招いた賀茂の神のたたりを鎮めるため、馬に鈴をつけて走らせ、五穀豊穣を祈願したのが始まりと言われているそうです。平安時代に「祭り」と言えばこの「葵祭」のことを指したと言われております。毎年5月15日に行われる「路頭の儀」では、500名もの行列が葵の葉を身に纏い、京都御所から下鴨神社を経て、上賀茂神社へと新緑がまぶしい都大路を練り歩きます。

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上賀茂神社内では斎王代も腰輿をおり、童女たちとともに悠然と行進します。葵祭のヒロインである「斎王代」は、京都在住の未婚の女性が演じ、雅やかな衣装やその立ち居振る舞いが一時、時の流れを忘れさせてくれます。

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至る所に葵桂が飾られ、桂の枝も社の新緑を引き立てます。

元々は、朝廷行事だったというこの「葵祭」、荘厳な雰囲気の中の大行進、平安時代さながらの優雅な王朝装束など、非日常的な時間をご堪能頂けます。京都にお出かけの際は、是非ご覧下さいませ。

■日程:5月15日(水) 10:30~

■料金:有料観覧席(一般席) 2,700円

■実施場所:京都御所(10:30~)⇒下鴨神社(11:40頃)⇒上賀茂神社(15:30頃)

※当日、交通規制あり

■問い合わせ:075-213-1717(京都市観光協会)

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