JOURNAL

京都イベント / 「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」

日差しの下では大変あたたかな京都です。

Bijuu Galleryでも展示を行なっているKYOTOGRAPHIEをはじめとして、

今年は興味深いエキシビションがたくさんあります。少しずつご紹介出来たらと思います。

 

Bijuuからはタクシーで15分、将軍塚青龍殿で行なわれている、

京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年 特別展覧会「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」。

情報が解禁されてすぐ大変話題になっていました。

 

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2002年に構想された「透明な日本家屋」の建築計画がはじまり、2011年に『第54回ヴェネチアビエンナーレ』で日本文化を象徴する茶室建築プロジェクトとして発表された模型が発表されました。

そして構想からおよそ5年後、京都・フィレンツェの姉妹都市提携50周年を記念する展覧会として実現されたのが、この「吉岡徳仁 ガラスの茶室 – 光庵」です。

 

アクセスとしては、

◎ 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅(けあげえき)」からタクシーでワンメーター

(もしタクシーでいかれる場合は帰りのタクシーを頼んでおくことをお忘れなく。)

◎ 青蓮院門跡より、30分毎の片道100円シャトルバス

(8時30分~20時30分の0分と30分に発車)

△ 徒歩30分 (坂道なので、結構きつそうです)

市内から意外とすぐでした。

 

清水の舞台の4.6倍の広さを誇る、将軍塚青龍殿。東山の頂上から京都の街並みが一望できます。

 

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そして、その標高220メートルの大舞台に建設されたのがこのガラスの茶室です。

素材は無機質ですが、どの角度からも自然が映り込み温かみを感じるデザイン。

日本文化の根本を追求し、様式ではなく本質を表現したいという思いが込められているそう。

 

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実はこの茶室内には、自然の力を借りた「光」の仕掛けが施されています。

ある条件下のもと、天井から太陽の光とプリズムによって虹色の光が現れます。

幸運な事に、少しだけ拝見できました。(16時前くらいだった気がします)

写真では伝わらない美しさ。

 

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来年の4月まで約1年間の開催予定なので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

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京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年 特別展覧会「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」

会場:京都 将軍塚青龍殿 京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
会期:2015年4月9日~2017年9月10日
時間:9時~17時  (16:30受付終了) 会期中無休
料金:拝観料500円

※お問合せは青龍殿 様までお願いします。Bijuuではご案内はできませんので、ご了承下さい。

 

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自然に囲まれた場所で素敵な展示をみた後、市内 Bijuuのお部屋からみた東山。

なんだかもこもこ苔みたいでかわいいなあとパシャリ。

 

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この東山からインスピレーションを得て書いていただいた、華雪さんの「山の書」。

Bijuuが出来た時から大切に飾らせて頂いています。

 

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そして本日のお花。

 

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なんだかまとまりのないJournalになってしまいましたが、

窓から見える東山、隣を流れる高瀬川、春になると楽しみをくれる桜、彩りを加えてくれる生け花。

Bijuuも自然の力をたくさん借りているなあと感じる一日でした。 感謝。